川 崎 橋  Kawasaki Bridge
April 2001


2001年4月5日の桜と川崎橋です。



川崎橋は1978年(昭和53年)に完成した大阪市の淀川の支流大川にかかる歩道橋です。
当時としてはめずらしいマルチファン式の斜張橋で、ケーブルにはロックドコイルロープを使用し、ケーブルの端部定着に日本で初めてのHiAm(ハイアム)アンカーが採用されました。
このHiAmアンカーはその後、日本の長大斜張橋のはしりとなる名港西大橋や瀬戸大橋の岩黒島橋・櫃石島橋に採用された新技術です。

この川崎橋は、江戸時代の元禄年間に「川崎の渡し」として渡し船が通っていましたが、明治10年に木橋の川崎橋が架けられました。しかし明治18年の大洪水で流出し、その後は昭和20年まで渡し船が通っていたところです。
このような由来に基づき「川崎橋」という名がつけられました。

私が橋に関わりだした第一号の橋ということで忘れがたい橋です。久しぶりに訪問し、まだ健在であることを確認しました。


天満橋の上から見た川崎橋
右は観光船・アクアライナーの天満橋港

同じく天満橋から見た川崎橋

大川の左岸下流から見た川崎橋

大川の右岸上流から見た川崎橋

天神祭りでは鈴なりとなる川崎橋の橋面

川崎橋命名の由来の碑

川崎橋の下を通過する観光船・アクアライナー

アクアライナーは、淀屋橋港、天満橋港、
大阪城港の三カ所から出ています。