広島県福山市の鞆の浦の鯛網を見てきました。
古くから伝わる華麗なるショーをお楽しみください。
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まず、網おろしの祝いと大漁の祈りをこめて、弁財天の使い「乙姫」が大漁祈願の舞を踊ります。
五色の吹き流し、大漁のぼりを打ち立てて鯛網船団は、大漁を求めて沖合へと進んでいきます。
船団は網船(親船)2艘と錨船2艘、そして指揮船と生船の6艘です。
弁財天の使い「乙姫」は、鯛網船団の周囲を見守るように走っていました。
船団は出漁前に、弁天島の「弁財天」で大漁の祈願をします。
魚場に到着した船団は、2隻の親船が左右に大きく分かれながら海中深く網を下ろしていきます。
網は「大引網」手綱」「袋」からなり、長さ1500m幅100mの大きなものです。
大きな円形に網入れが終わると、2隻の親船を繋いで、
「エット、エットーヨーイヤサンジャー」の掛け声も勇ましく網を徐々に小さくしていきます。
網を上げる漁師たちは、もう70を超えたようなお年寄りがほとんどですが、
さすがに力強く若者と見間違えます。
いよいよ網が水面に近付いてきました。飛び跳ねる魚が見えてきます。
大漁です。たくさんの鯛に混じって、チヌやアジもかかっていました。
鯛は1000円、チヌは500円で即売してくれます。