酒 の 種 類 と 分 類

1999年作成 2001年8月改定

 種 類

  呼 び 名

定   義

日本酒  米を発酵させて作る醸造酒。
 純 米 酒 精米歩合70%以下で白米・米麹のみを原料としたもの。
 純米吟醸酒 精米歩合60%以下で白米・米麹のみを原料としたもの。
 純米大吟醸酒 精米歩合50%以下で白米・米麹のみを原料としたもの。
 吟 醸 酒 精米歩合60%以下で白米・米麹・醸造アルコールを原料としたもの。
 大吟醸酒 精米歩合50%以下で白米・米麹・醸造アルコールを原料としたもの。
 本醸造酒 精米歩合70%以下で白米・米麹にある限度以下の醸造用アルコールを原料としたもの。本造り、本仕込みともいわれ冷やでも燗でもOKです。
 普 通 酒 メーカーが定義付けしていないお酒。精米歩合は73%程度、市場の約7割を占める一般的なお酒。
 生 酒 搾って濾過した後と熟成後の出荷時の加熱殺菌処理をしないで出荷する酒。 低温貯蔵して出荷することができる。原則として冷酒として飲む。
 生貯蔵酒 搾りたての日本酒を低温で貯蔵し、出荷時にのみ加熱殺菌処理したもの。
 原 酒 搾ったばかりの酒を瓶につめた季節限定の酒。水を加えていないのでアルコール分は18〜20度と高い。
焼 酎  米、麦、蕎麦、いもなどを原料とした蒸留酒。
甲類 (ホワイトリカー) 蒸留の方式が連続的なもの。糖蜜原料による粗留アルコールを精製したものが多い。
乙類 (本格焼酎) 蒸留の方式が単式なもの。原料の持ち味が強く残る。醸造酒的蒸留酒。 地方色の強い焼酎。
ウイスキー  穀類を発酵させ蒸留したものを、木樽で数年以上熟成したもの。
 モルトウイスキー 大麦の麦芽のみで作ったウイスキー。 ピュアーモルトウイスキー「山崎」が有名。
 グレーンウイスキー とうもろこしを主原料とし、大麦麦芽で発酵させ蒸留したもの。アメリカのバーボン、テネシーが有名。
ブ゙レンデッドウイスキー モルトウイスキーとグレンウイスキーをブレンドしたもの。ほとんどのウイスキーはこのウイスキー。
 スコッチウイスキー スコットランドの蒸留所で作り、ピートの匂いをつけて、3年以上貯蔵したもの。  ブレンデッドウイスキーがほとんど。
 ブランデー 果実酒を蒸留してアルコール度を高めた蒸留酒。ぶどうを原料とした蒸留酒が多い。
ワイン  一般的にはぶどうを搾って発酵させたもの。ぶどう以外の果物を原料としたものもある。一般的な無発泡性の赤、白、ローセ゛をスティルワインという。
 赤ワイン 赤ぶどうを使い果皮や種も果汁と一緒に発酵させたもの。
 白ワイン 白ぶどうを使い赤ワインと同じに作るか、赤ぶどうを使い果皮と種は除き果汁だけを発酵させたもの。
 ロ ゼ 赤ぶどうを使い果皮や種も果汁と一緒に発酵させるが、途中で果皮と種は引き上げたもの。
 シャンパン スティルワインを瓶詰めし、そこに酵母を入れ瓶の中で二回目の発酵をさせたもの。発泡性があり、スパーリングワインの分類にはいる。
ビール  大麦の麦芽にホツプを加えて発酵させた醸造酒。
 ビール 水とホップ以外の原料における麦芽の使用比率が66.7%以上のもの。副原料も使用できるものが限定される。酒税77.7円/350ml缶。
 生ビール ビン詰めしてから温水で熱殺菌した昔のビールに対し、この処理をしないものを生ビールという。
 発 泡 酒 麦芽の使用比率が66.7%未満のもの。酒税 : 麦芽比率 25-50% 53.445円、25%未満 36.75円/350ml缶。
[注] 定義に疑義がある場合や、あたらしい呼び名の酒で定義付けしたいもの、
などがあればお知らせ下さい。